iDC監視システムについて
iDC監視システムはPDB盤の分岐回路の消費電流やサーバーラック等の温度をリアルタイムで監視する装置になります。計測ポイント毎に任意の上限値設定を行う事で警報を発報して機器の焼損やブレーカーのトリップ等の事故を未然に防ぐ事が可能となり、大規模なデータセンター等で導入をさせていただいていおります。
iDCシステムとは
iDC(Internet Data Center)は、近年のインターネットの普及と発展・低価格化に伴いネットワーク化されたサーバー設置を行うための基地局として誕生しました。高速回線を介する事により自社内で管理していたサーバーを社外のiDCに設置する事が可能になり、電源や空調設備への投資の必要が無くなると共に、運用管理をアウトソーシングできる様になりました。iDCの発展と共に近年はクラウドサービスの普及が進み事業者が提供するサービスをユーザーが簡単に受け取れる様になっています。
しかし一方のリスクとして電源や空調等のトラブルが万が一発生した場合、サーバーの機能停止によりサービスの停止が起こりえます。弊社iDC監視システムはそういった電源のトラブルを未然に防ぐ事を目的とし、常時サーバーへの提供電源の監視を行う事を目的としたシステム提供をしています。
iDC監視システム構成図
iDC監視システムの特徴
1. 多種のグラフィック画面による監視
PDB盤毎の回路図グラフィックや計測リスト、通信機械室等の部屋毎の平面図グラフィックやシステム構成図等の多様なグラフィックでの監視が可能です。
回路図グラフィック例
計測リスト例
システム構成図・平面図例
2.簡易電力・電力量計算機能
計測ポイント毎の電圧・電源種類・力率を設定する事で、疑似的に電力の算出を行います。そのため高価な電力計測ユニットを使用する事のない安価な電力管理が可能です。またラックや室内のグループ単位での電力・電力量の演算を行う事で合計値でのエネルギー管理を行う事が可能です。
電力量リスト例
3.イベント表示機能
通信系統の接続状態や計測ポイントの異常等をイベント表示します。
イベント表示例
4.帳票データの作成
計測データはエクセルファイルとして任意に取り出す事ができ、編集も可能です。帳票データは日報・月報・年報と予め決められたフォームで印刷する事ができます。